庭と生活雑貨とわたしEXTERIOR&LIFESTYLESHOP

こんにちは！　「庭と生活雑貨とわたし」の阿部です。

今回は、「表札」に注目したお話です。

お家の外構・エクステリアに必ずと言っていいほど設置するのが「表札」です。お家の顔ともいえるポイントですが、多くの場合が一度つけると何十年も交換することはありません。だからこそ、家の格を高めてくれるようなすぐれものを選びたいですよね。

そこで、個人的に推しの表札をご紹介したいと思います。これから家を建てる方はもちろん、「表札を代えて、少し家の外観のイメージチェンジしたい」という方も参考にしていただける内容だと思います。

目次

• （１）最近は、真鍮を使った表札が人気です
• （２）今、おすすめしたいのは、文字をくりぬいた「切り文字」スタイルの表札

最近は、真鍮を使った表札が人気です

昔は木の板や大理石などに漢字で名字をどっしりと書くスタイルが主流だった表札ですが、今は多種多様なデザインが選べるようになっています。縦書き、横書き、漢字表記、英字表記、そしてその書体も様々…。家の外観にマッチしたものを選びたいところです。

最近のトレンドでいくと、真鍮を使ったものの人気が高まっている印象です。

具体的には、真鍮の切り文字（文字を切り抜いたもの）だったり、タイルに文字を彫ってそこに真鍮で塗装を施したり、真鍮のプレートに名字を彫り込んだり…。真鍮の質感が入ることで高級感が高まり、外構のアクセントにもなります。

屋外なので風雨にさらされますが、逆に経年変化を楽しめるのも魅力ですね。

他にも、タイル・陶板＆木、木＆アイアンなど、異素材の組合せもオシャレだと思います。

わたし達のような外構のプロに合わせて注文いただくのも良いですし、最近ではネットで個別にオーダーできるものも増えているようです。

上手な選び方のコツとしては、表札だけのデザインを見るのではなく、門扉など家の外観全体と合わせ見て、テイストが合うかどうかを検討するといいと思います。

また、名前を表示する文字のフォント選びによって印象が大きく変わるので、これもまた家の外観のテイストと合わせ見ることが大事だと思います。

また、門扉や玄関の壁に付ける際に、土台となる壁のスペースが十分に広いかの確認も必要です。サイズ感の確認はとても重要なので、しっかり計った上で検討しましょう。

もちろん、わたし達にお任せいただける場合は、お打ち合わせの上、外観のデザインと合うものをある程度絞り込んで複数、提案させていただきます。選択肢が多すぎて決められない、自分の家に希望の表札が合うのか分からない、などのご相談もお気軽にお寄せください。

今、おすすめしたいのは、文字をくりぬいた「切り文字」スタイルの表札

そんな、多種多様にそろう表札の中でも、わたしが個人的に推したいのが「切り文字」の表札です。シンプルでスタイリッシュ、そしてフォントによって様々なテイストの家と合わせることができる万能選手でもあります。

表札メーカーは、大きく「美濃（みの）クラフト」「福彫」「タカギ」の3社があるのですが、それぞれのメーカーの推しをご紹介したいと思います。

まず、「美濃クラフト」。

ここは、遊び心があったり少し斜め上のデザインの表札が豊富にそろうことでも有名です。動物モチーフが充実していたり、「伝説の剣」の形の表札だったり…。少しインパクトのある表札を付けたい方にもおすすめしたいメーカーです。

そんな同社の切り文字表札「IS-31」。躍動感のある英文字表記がシンプルながらカッコいい表札です。

定番の黒アイアンに加えて、砂の陰影が施されたサンド塗装、さらに質感を加えたサンド＆エイジング塗装を選ぶことができ、グレーやブラウン、ブロンズなどの色調もあります。シンプルな黒文字、錆感のあるアンティーク調など、好みやテイストに合わせやすい選択肢の豊富さが魅力です。

「筆記体調の英文字だけでは、カッコいいけど読みにくい」と心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはご心配なく。オプションで、漢字表記の小さなプレートを下に付けることも可能です。デザインは損なわず、デザインの洗練度も読みやすさも兼ね備える事ができ、至れり尽くせりの仕様ですね。

また、ネコや犬、鳥などのアイアンモチーフも横につけることができるので、ペットを飼われているお家などには喜ばれます。

次に「福彫」。

こちらでおすすめしたいのが、切り文字表札「RACCIC（ラシック）」です。
人気の真鍮製であることが一番の特徴なのですが、特筆すべきは「作品」とも呼べるほどのデザインの美しさと質の高さです。

筆記体調の英文字（2種類から選べます）のスタイリッシュさはもちろんですが、文字の形でカットしたあとに、丸みが出るような仕上げが丁寧に施されており、表情が感じられる質感も魅力です。
ただレーザーで切り抜いただけのものとは、明らかな違いがあります。
どっしりとした存在感のある、『モノとしての価値』も高い表札は、ぜひおすすめしたい逸品です。

さらに、「福彫」からもう一つ。

「ニューブラスアイアン」シリーズもおすすめです。
全て手作りで作られており、手描きのような動きのある書体や、ハンドメイド感のあるレーザーカットの文字、かっちりとしたアイアン文字と、クラフト感のある雰囲気。ナチュラル系など、少し可愛らしい雰囲気にも合うテイストです。
色味もブロンズメッキ、黒塗装、錆塗装など5つから選べる選択肢の豊富さも魅力です。

「タカギ」からは、「Arxia（アルキア）」シリーズをおすすめします。
これは、土台を門柱に埋め込むタイプの切り文字表札です。
門柱を作る場合、タイル貼りの壁を作ることが高いのですが、そのタイル壁との相性が高いデザインになります。照明を埋め込むことで、夜もスタイリッシュな存在感を放つことができますね。

門柱全体のデザインからこだわることができ、とてもクラス感の高い仕上がりになるのが大きな魅力だと思います。

これらのおすすめ切り文字表札と合わせてぜひおすすめしたいのが、「インターフォンカバー」です。

表札をスタイリッシュにこだわっても、インターフォンでどうしても「家電感」が出てしまい、少しミスマッチな印象が出てしまうこともあります。

しかし、カバーを付けることで表札との一体感が高まり、よりスタイリッシュな門柱や玄関周りの雰囲気を演出することが可能です。

インターフォンを包み込むボックスタイプや、貼り付けるタイプがあり、真鍮製のカバーなどもあります。

帰宅する度に目に留まり、家の顔ともなる「表札」、ぜひ、納得いくまでこだわった逸品で、家を彩ってほしいと思います。

「どんな種類があるかもっと知りたい」「うちの壁には設置できる？」「埋め込みで設置を依頼したい」などのご相談、ご依頼も、ぜひお気軽にお尋ねくださいね！